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勝五郎生まれ変わり物語探求調査団について

調査団は、平成18年 (2006年)7月、日野市郷土資料館の委託調査事業として発足しました。同17年4月の日野市郷土資料館発足(日野市ふるさと博物館の改称・移転)に伴い、地元に根差したテーマを市民参加の事業として掘り起こしていくという、新たな方針に拠って企画された事業です。 (2006年~2022年の活動記録はこちら)

地元に伝えられている「勝五郎生まれ変わり物語」に興味・関心があり、これをテーマにした調査・研究・普及・啓蒙事業を日野市郷土資料館とともに行なっていく意思がある人という以外に、参加の条件は特に設けていません。日野市民だけでなく、市外在住の人も、活動に参加可能であれば受け入れています。ただし、勝五郎の生まれ変わりに関する様々な側面について調査・研究は行ないますが、「生まれ変わり」の真偽を問うことは目的としていません。

発足当初32名だったメンバーは、平成27年8月現在60名(休会中含む)となり、20代~80代まで、幅広い年齢層の人が参加しています。主力となるメンバーは現役を引退した一般の人たちで、「生まれ変わり」そのものに興味のある人、郷土史や民俗学に興味のある人、地元の人や子孫の関係者などで構成されていますが、研究者も参加しています。

勝五郎生まれ変わり記念日講演会活動は、毎月1回第2水曜日の午後に例会を行ない、事業計画・調査報告のほか学習活動も行ない、知識の向上と情報の共有に努めています。このほか、5月第3日曜日に総会と公開講演会、7月には高幡不動尊と共催で「夏休み子ども講座」(平成20年~)、10月10日の勝五郎の誕生日の前後には「藤蔵・勝五郎生まれ変わり記念日イベント」(平成21年~)を開催し、「勝五郎生まれ変わり物語」の普及に努めています。要請があれば随時出張展示・出張授業なども行なっています。調査・研究は、原則としてそれぞれのメンバーの自主活動として行ない、テーマによって共同調査や見学会、調査旅行も実施しています。

平成20年9月には、それまでの調査成果を日野市郷土資料館特別展として発表し好評でした。特別展の図録の外、物語を紹介したDVD・絵本・子どもリーフレット・ミニリーフレット(藤蔵墓地用)を刊行しています。

夏休み子ども講座活動には、日野市からの委託費によって賄われる事業と、調査団メンバーの自主的な活動とがあります。調査事業を企画した平成17年は藤蔵生誕200年、平成22年には藤蔵没後200年(墓地案内板を設置)、平成27年は勝五郎生誕200年と、偶々ではありますが200年という節目の時期に調査事業が行われました。このため、これまでに収集された資料、調査・研究の成果をまとめ、次世代に引き継いでいくことが大切である考え、記念事業として調査報告書・ブックレットの刊行、特別展の開催を企画しました。

発足10年目を迎えた平成27年に入ってからも、新たな資料が発見されたり、情報が寄せられたりしています。これは、調査団の普及啓蒙活動によって、10年前よりはかなり多くの人々に勝五郎の生まれ変わりが知られるようになり、地元に眠っていた資料・情報が少しずつ掘り起されていることによるものと考えられ、調査団の活動の成果と考えています。勝五郎が生まれ変わりを語って200年となる2022年を目標に、これからも調査団の活動を続けていきたいと考えています。

勝五郎生まれ変わり物語探求調査団の活動記録 (2006-2022年)はこちら

 

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